皆さんは海外旅行などの際、ホテルのエレベーター内で現地の人からHow’s it going?(調子はどう?)やGoing up?(上に行きますか?)と話しかけられた経験はありませんか?日本では、エレベーター内では、他人と目を合わせず静かに過ごすことがマナーとされています。しかし、英語圏では、エレベーターで一緒になった人に軽く会釈をしたり、一言ふた言の軽い雑談を交わしたりするのが日常的です。
なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
英語圏の文化では、エレベーターなどの密室で無言のまま過ごすと気まずさや警戒心を生んでしまうと考えられています。アイコンタクトをとって挨拶を交わすことで、私はあなたに敵意はありません、というシグナルをお互いに送っているのです。話しかけられる内容は決して難しいものではありません。
Which floor?(何階ですか?)
How is your day going?(今日の調子はどう?)
などの、他愛のない一言がほとんどです。もし海外で話しかけられたら、気負う必要は全くありません。笑顔でGood, thanks!と答えたり、降りる際にHave
a good day!と一言添えたりするだけで、旅行の交流がぐっと深まり、良い思い出になります。
最後に、エレベーター内でよく使われる、自然で実践的なスモールトーク(短い雑談)の会話をいくつかご紹介します。どれも難しく考えず、笑顔+アイコンタクトで返すのがポイントです。
パターン1:階数確認
最もよくあるシチュエーションで、エレベーターのボタン近くに立っている人が代わりに押してくれたり、自分が押してあげたりする時に使います。これだけは日本でも一般的ですね。
A(相手): Which floor?
B(自分): 6th floor, please. Thanks.
A(相手): Sure!
パターン2:一言挨拶
深い会話ではなく、少しだけ一緒になる時の短い会話です。
A(相手): Hi there! How’s it going?
B(自分): Good, thanks! How about you?
A(相手): Pretty good!
パターン3:服や持ち物を褒める
英語圏では、見知らぬ人のバッグやTシャツのデザインなどを褒める文化があります。
A(相手): I love your jacket! The colour is awesome.
B(自分): Oh, thank you! I just bought it.
A(相手): It really suits you!
パターン4:エレベーターを降りる時の別れの挨拶
自分が降りる時、もしくは相手が先に降りる時に一言添えるとスマートです。
(エレベーターのドアが開く)
A(相手): Have a good one!
B(自分): You too! Take care.
英語圏のエレベーターでの会話は、長文で答える必要はありません。
Good!やThank you!などの一言にプラスして、笑顔で軽く会釈するだけで友好的な人という好印象を与えられます。
当教室では、英会話の習得だけにとどまらず、言語の背景にあるその国の文化や、海外旅行で役立つ実践的なマナーなどもお伝えしています。言語と文化は切っても切れない関係にあるからこそ、文化を知って両方を理解することが自然で豊かなコミュニケーションへの近道です。