大学入試・新テストのスピーキングについて

2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される8種類の英語の民間検定で、スピーキング能力をどう評価するかは、検定により異なります。出題は、英文を読み上げる、英語の質問を聞き取って英語で適切に答える、自己紹介やイラストを英語で説明する、といった内容です。

各試験のスピーキングの特徴

レベルを自分で決めるテスト
ケンブリッジ英検(面接)
GTEC(録音)

全受検者が同じ問題を受けるテスト
TOEIC(録音)
TOEFL(録音)
IELTS(面接)
TEAP(面接)
TEAP CBT(録音)

審査基準について
レベルを決めて受けるのは、ケンブリッジ英検、GTEC。レベルに応じた難易度の問題が出されるのは筆記試験も同じですが、スピーキングは審査基準も異なります。ケンブリッジ英検は、A2(英検の準2級程度)なら文法と語彙、発音、対話の3項目を評価。1つ上のB1(英検の2級程度)では、会話の組み立てを加えて4項目を評価します。
レベルを決めずに受けるTOEICなどは、易しい問題から難しい問題までが交ざる。全受検者が同じ問題を解くので、審査基準は同じです。

面接について
面接官と話す対面方式はケンブリッジ英検、IELTS、TEAPです。例えば、途中で生まれた沈黙をどう埋めるかなども大切になってきます。

2019年05月17日