文部科学省は、小学6年生と中学3年生の全児童生徒を対象として4月に実施した2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表しました。計201万7876人分を集計し、初実施の中3英語では、自分の考えを書いたり話したりする発信力に課題が浮かびました。
中3英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能について出題し、それぞれの平均正答率は、「読む」56.2%「聞く」68.3%に対し、「書く」46.4%「話す」30.8%と低かったです。
「書く」では、2枚の図を比較して25単語以上で考えを示す問題で、正答率が1.9%に留まり、基本的な語や文法を活用した表現ができていませんでした。パソコンで出題し、生徒の声を録音した「話す」でも、2人のやり取りを聞いて即興で質問できるかどうかをみる問題で、正答率が10.5%と低調でした。
同時に行ったアンケートでは、「英語の勉強が好き」と感じている生徒の方が、正答率が高い傾向が出ています。
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世界はますますグローバル化し、英語でのコミュニケーションが必要になってきます。中学校で学習する英語の基本的な表現や文法は、今後の高校や大学、実際のビジネス英会話にも通じてきます。
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