英語習得に文法は必要?

英語習得に文法は必要?

日本では、文法の学習をしても英語を話せるようにはならない、と思っている人が多い印象です。しかし、そもそも文法とは、その言語の特徴・構造のことで、文法と会話を切り離して考えてしまうのは、理にかなっていません。英語で使われる構造(文法)が存在しているのなら、それをおさえたほうが、理解も表現もより効果的なのは間違いありません。文法なしでは、英語上達スピードが明らかに遅くなります。

言語は、文法の学習も、実践的な練習(文法を生かして会話など)も、どちらも大切です。バランスこそ重要で、どちらかを選ぶものではありません。英語を流暢に話せる人が文法を意識していないのは、意識せずとも会話出来るレベルまで身に付けたのであって、文法が不要ということではありません。

英語にふれながら自然と文法を身に付けることが出来るのか?と思われる方もいるかもしれません。自然と身に付けるということは、大量の文章にふれて、その文章のルールを自分自身で見つけ出していくという、とてつもないハードルが要求されます。常に英語にふれる時間があり、大人の何倍も優秀な脳を持つ赤ちゃんから子供の期間なら可能ですが、これではあまりにも非効率です。例えば、過去から今も尚続いている動作には、have been ingの現在完了進行形を使用すると教えてもらったほうが賢い学習方法です。

2023年09月21日