海外の英語教育事情

英語圏以外の国の英語教育について

韓国 (South Korea)
韓国では小学校三年生から英語教育が始まります。英単語のインプットが中心で、小学六年生までに約450の英単語習得を目標とした内容です。それに対して日本の英語教育は、小学六年生までに約300の英単語習得を目指しています。しかし今後は600~700程度の英単語習得を目標に指導するとのことです。学年が上がると、スピーキング(Speaking Skills)やリスニング(Listening Skills)に加えて、ライティング(Writing Skills)とリーディング(Reading Skills)が追加される点が特徴です。英語教育を通して、コミュニケーション能力の向上、海外の文化や慣習の理解も目指しています。

中国 (China)
中国でも、小学三年生になると英語教育が始まります。内容は実際に役立つ意思疎通能力の向上が中心で、文法はそこまで重要視されていません。英語教育を通して、スムーズな日常英会話や自然な発音を身につけることができるよう教育を図っています。

タイ (Thailand)
小学一年生から英語に対する教育が始まります。内容としてはボキャブラリーの習得が中心で、小学一年生・二年生・三年生で約450単語、小学四年生・五年生・六年生で約1200単語の習得を目標として定めています。また小学校の6年間を通して英語を使った日常会話の習得に加えて、外国語と文化の関係等、様々な観点から外国語学習を行っています。

インド (India)
インドでは全ての教科書が英語表記です。インドには少なくとも30の言語があり、英語が公用語の一つになっています。年々、英語話者が増えている理由として、全教科を英語で行う私立学校の増加が影響しています。

2018年05月24日