理解出来なかったり、そもそも英単語を知らなかったりするものを、聞き流すだけでは英語を身に付けることは出来ません。数年前に聞き流すだけで英語を話せるようになるという教材がよく流行していた時期がありましたが、聞き流すだけで英語力を付けることは難しいと言わざるを得ません。
これは、英語圏のこどもが母語を習得するのと同じように取り組めば、同様に英語を習得出来るという考えがあるようです。小さな子は文字が読めませんので、読み書きが出来るようになるまでは、周囲の言語を聞いて、その言葉を学んでいるとされています。
ここで大切なポイントは、こどもは聞き流しているわけではなく、周囲の人がこどもに分かりやすく話しているということです。簡単でシンプルな英単語や文法表現を短い文章で話します。また、こどもが首を傾げて分からなかった場合、同じ表現を繰り返したり、ゆっくり話したり、ジェスチャーや実物を見せたりして、理解出来るように伝えます。これは一般教材にはありません。
また、こどもは聞き流すだけではなく、会話上でのやり取りもしています。文法的に誤った表現、例えば、こどもがTed gone(テディベアない)と言ったとします。それをYes, your Ted has gone. Where has he gone to?(テディベアはどこかに行っちゃったね。どこに行ったかな?)など、間違いを修正した上で、さらにもう一歩のインプットを与えて伝えます。
これはBrown Owl Englishでの、実際の英語のレッスンでも同じことがいえます。英語での会話中に、正しくないもしくは自然な表現ではない使い方を生徒さんがされることがあります。会話は続いていてお互いに話の食い違いもありませんが、これを指摘せずそのまま過ぎ去ってしまっては、いつまで経っても学習出来ずステップアップに繋がりません。生徒さんみなさんの今現在の力をさらにあげる為のアプローチをどのように提供出来るが大切になります。レッスンをご希望の方は、まずカウンセリングからさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。