英単語を何度もノート一面に書くのは無意味

勉強では、簡単なことを何度も繰り返し行うことで学力が向上する、という考え方が一般的です。例えば、小学校での算数のドリルを何度も解く、同じ漢字を何回も書くという勉強法、大学受験や資格試験などの勉強でも、参考書を繰り返し読むことが支持されています。
同じ問題を解くことは、難しいことではありません。しかし、最新の研究によると、このような簡単で基本的なことを繰り返す勉強では、効果がないことが分かっています。

学校でもよくある英単語のスペルを何度も書くという勉強方法。英単語を一度書いた直後に、もう一度同じものを書くことになるので、そのスペルを忘れることはありません。記憶がはっきりと頭に残っている間に、復習を続けるのと同じです。しかし、最近の脳科学の研究では、脳にかかる負荷が高いほど、より定着することが分かっています。

例えば、見覚えがあっても、その英単語の意味がなかなか思い出せない時に、すぐに辞書で調べてしまうことは簡単です。少しでも思い出そうとしたり、どこでその単語を耳にしたのか脳を使ってみたり、そうすることでより負担がかかります。最終的に、思い出せずに辞書を引いてしまっても問題ありません。思い出そうと多くの時間を使って努力したほど、長期的にこれらの知識が定着しやすいことが判明しています。

また英語は、同じ英単語でも、意味が複数あったり、文章によってニュアンスが変わったりするものが多く存在しています。英単語単体ではなく、その単語を使って文章全体で英語を書き、それらを捉えるようにしてみてください。またその際に、書くだけではなく、声に出して発音したり、その文章を実際に頭の中でイメージしたりすると効果的です。

英語は受験だけではなく、グローバルな世界で生きていく、これからの人生で使っていく、とても長期的な学習になります。ブラウン・アウル・イングリッシュでは、勉強しているその時期だけではなく、これからもずっとあなた自身のコミュニケーションとしての英語を身に付けるお手伝いをさせていただきます。

カウンセリングやレッスンをご希望の方は、info@brownowlenglish.com、お電話0532-87-4626までお気軽にご連絡ください。

2020年03月26日